慶應義塾大学と福澤諭吉『学問のすゝめ』から――「自分で決めて進む力」

『学問のすゝめ』の核心

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」――。
この一節で始まる『学問のすゝめ』は、福澤諭吉の代表的な著作として、今も多くの人に読み継がれています。

この言葉は、しばしば「みんな平等」という意味で受け取られます。けれど読み進めると、それは人生の結果まで同じだということではありません。福澤が述べたのは、人は生まれながらにして上下の差を持つわけではない、しかし現実は、学ぶ者と学ばない者とのあいだに差が生まれていく――そのことでした。  
つまり『学問のすゝめ』の核心には、学びによって人が自立し、自分の人生を切り拓いていく力の大切さが示されています。

慶應義塾の理念「独立自尊」

慶應義塾の理念の一つに、創立者・福澤諭吉のこうした考えに基づく「独立自尊」があります。慶應義塾はこれを基本精神とし、「自他の尊厳を守り、何事も自分の判断・責任のもとに行うこと」と説明しています。  

この「独立自尊」を子どもにも分かりやすく言いかえるなら、
・自分の頭で考え、自分の言葉で伝えること
・他人の意見や立場も尊重できること
・やるべきことを自分で決め、責任をもって続けること
といった、学力以前の、人の“芯の力”と言えるでしょう。

プレミアアカデミーが大切にしていること

そして当アカデミーも、「自分で決めて進む力」を大切にしています。
一人ひとりが自分で、「今日は何をすると一歩進めるか」「どの宿題を選ぶとよいか」を考え、小さな決定を積み重ねていきます。もちろん、必要な場面では助言もします。

自分で決めたことは、やり切る力になります。うまくいかなかった日も、「どうしたらよかったのか」「次はどうするか」と考え直すことができる。その積み重ねが、計算力だけでなく、学び方そのものを育て、将来を支える確かな力になっていく。
私は、そのように考えています。

参考
福澤諭吉『学問のすゝめ』
慶應義塾 公式サイト「慶應義塾の理念(独立自尊)」

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